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 2002年6月12日、ゴーダミー精舎で初めての <比丘サンガヘの食事のお布施> が行なわれました。
 ご招待したウ・レワタ大僧正から頂いた説法を、皆さまにご紹介いたします。

日本に親戚ができたことをうれしく思います     ウ・レワタ大僧正Ven. Bhaddanta Revata〈Aggamaha panditta〉

■ゴータミー精舎でのご説法

 私たちは日本に滞在中、ゴータミー精舎に招待されて食事のお布施を受け、皆さまに説法できることを大変嬉しく思います。

 私たちはこの精舎の「ゴータミー」という名前をとても興味深く感じました。
なぜならば、「ゴータミー」は私たちのBUDDHAのお母さま(義理のお母さま)のお名前です。仏教徒たちは、釈尊とその一族に尊敬と親しみを持って、近い親族として崇めているのです。ですからゴータミー精舎が作られたと聞いて、日本に我々の親戚ができたのだと、非常に嬉しく思いました。
ゴータミー精舎を初めて訪問した時も、自分たちの親戚の家に着いたようでした。今回我々の親戚たちと初めて会えるようにして下さったクワンネさんはじめ、皆さまにお礼を申します。

 この協会の皆さまは、とても運が良いのです。私たちサンガ教団の兄弟の一人である、スリランカの僧侶の指導にみちびかれて、仏法僧という三宝に礼拝でき、仏教を学ぶことができています。この機会は輪廻転生からみると、滅多にない非常に大きなチャンスです。協会のメンバー達も、このようなチャンス、お釈迦さまの教えが生きている時代に巡り会った利益として、教えである法を自分の身につけ、周りの人々に広めるように努力することが大事です。

Sâsanassa pi ca lokassa vuddhî bhavatu sabbadâ (仏教と世界の人々が常に繁栄するように)という仏教の言葉があるように、Sâsana (ブッダの教え)が広まれば、Loka(社会)が平和で幸福になります。

 Sâsana とは、経典(スッタ)・法(アビダルマ)・戒律(シーラ)の三蔵(Tipitaka)をいうのです。ゴータミー精舎の皆さまもお釈迦さまの教えを学んで理解するようにして下さい。そして、学んで実践して下さい。自分たちが知った智慧と実践した教えを、日本の皆さんに教えられると、日本にテーラワーダ仏教が根付きます。 Sâsana が根付いて大きくなると、社会が平和で幸福になるのです。社会の平和と幸福の為に、仏教を広める努力をすることが大切です。

 社会が平和で幸福になるには、物質的な発展と精神的な発展が必要です。今の日本で物質的な発展は、私たちが言うまでもありません。これから必要なのは精神的な発展です。精神的な発展の為には

  1.五戒などを守る
  2.徳行を行なう
  3.心が安らかになる慈悲喜捨の精神を持つ
  4.サマタ・ヴィパッサナー冥想などを行なう

などの事柄を、努力して実践する必要があります。これらを実践する人々が増えれば増えるほど、社会が平和で幸福になるのです。
 私たちはゴータミー精舎の皆さまが、Sâsana (仏教)のこと、Loka (社会)のことを発展させる努力ができる、お釈迦さまの息子たち、娘たちになるように願っています。

    サードゥ、 サードゥ、 サードゥ

(翻訳:Htwe Htwe Saing)

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