第一部 仏教と医療は合流する
第一章 「死にたい」はなぜ?
「死にたい」と「生きたい」/生きている実感/「怒り」の心理学/「無知」と「こんなはずじゃなかった」/「もう一度......」は病気/成功する生き方/いつだって何かやっている/「価値ある私」を求めて/脳を忙しくする
第二章 妄想と瞑想
正常と異常の境目/空想で身体が変わる/慈しみを妄想する/思考の罪/豊かさと無明・無知/生きることは苦しくて当たり前/うつを治す仏教の方法/瞑想で脳を止める
第三章 心の治療法
医者は瞑想を認めない/精神医療への不信感/精神医学は発展途上/治るのは本人の力/部分を
見るか、全体を見るか/身体が一割壊れると、心の八割が壊れる/仏教の医療的な役割
第四章 医療の役割、仏教の役割
人間に欠かせない教育/仏教は人を育てる/スリランカの精神医療/医師の役割、村の役割/西洋医学の領分/仏教の役を担う精神医療/自殺の処方箋/登校拒否の処方箋/生きることは苦/苦しみはエスカレートする/笑いながら生きる智慧
第二部 仏教を学ぶ
第一章 「私」なんて幻だ
生命の自然は変えられない/自然に抗う人たち/「自分がいる」とは何?/「自分がいる」という実感/「私」はいつ生まれる?/幸せな自我を探して/概念の縛りをはずす/時間をかけて心を育てていく/昔の自意識/昔も今も「苦」は変わらない/人間はやっと生きている/トラブルはなくならない/理想のモデルになる国などない
第二章 仏教的な方法を学ぶ
仏教的生き方のモデルって?/どんな主義でも/資本主義で成功する秘訣/「ほどほど」がわからない/子育てを肥大化させる社会/壊れた現代人の治し方/怒鳴って治す/お釈迦さまの語り方/一人前に語るには/瞬間で心は変わる/年相応の心/子どもには子どもの概念で教える/人間としての土台が大事
第三章 人間を学ぶ
仏教はグローバル/問題なのは人間の土台/気楽な生き方/「美」という偏見
第三部 宗教の役割
第一章 危険な言葉たち
変わる環境、変わらない人間/豊かさの定義/ナショナリズムは病気/制御すべき欲/エゴイストのグローバリズム/使い古しの単語
第二章 宗教はピエロ
無知を教える役割/宗教は人を騙す/「慰め」「癒し」は誰の役?/騙しの有効期限/宗教がいっぱい
第三章 すがらないで生きる
「ありがたいもの」で心を支える/すがる気持ちを逆手にとる/理性的な生き方
第四章 宗教がやるべきこと
宗教なんていらない/人を愚かにするもの/二六〇〇年前に説いた平等/生きることを教える/仏教の悟りとは/日本はキリスト教文化?/文化の衝突
第五章 ヒューマニズムとは
人類はマインドコントロールされている/ヒューマニズムはどこにあるか/聖書の言葉にヒューマニズムはあるか/宗教は差別を植えつける/宗教にすがらない/残酷な教育/生命に親切にするということ
第四部 医療と仏教の共同作業
第一章 正しい認識とは
仏教は科学/「推測」をする人間の認識/妄想の最初/ムンクの「叫び」が表すもの/動物にも「推測」はある/人間は「信じる」が好き
第二章 人間に向き合う技術
医学と宗教の関わり方/科学として仏教を学ぶ/患者と一緒に泣くカウンセラー/プロの言葉/人間を学ぶ
第三章 生き方を教える科学
社会は仏教を拒否している/仏教が受け入れられるとき/弱いなら、頑張ればいい
あとがき アルボムッレ・スマナサーラ
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
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