-初期仏教研究: 2009年6月アーカイブ

悟りとは何か? ブッダの教えの「公式集」を読む

スッタ・ニパータ 蛇の章―原訳
アルボムッレ・スマナサーラ
佼成出版社
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ブッダの言葉を現代に忠実に伝える『スッタ・ニパータ』をもとに、スリランカ仏教界の長老が上座仏教のエッセンスを語ります。蛇の猛毒のごとき「怒り」を瞬時に消し去り、蓮の生命力のごとき「欲望」を根こそぎにするには――。本書では「蛇の章」に収められた17の偈文を読み解きながら、「悟りへの道」を説き明かします。


<目次>
【1】怒りという猛毒を瞬時に消す(第一偈)
【2】蓮のごとき「欲」を根こそぎにする(第二偈)
【3】考えも感情もすべて涸らし尽くす(第三偈)
【4】判断・比較・評価する心を破壊する(第四偈)
【5】生きる意味を探しても得られない(第五偈)
【6】「ああではないか、こうではないか」と思う気持ちをなくす(第六偈)
【7】すべての言葉も考えも焼き尽くす(第七偈)
【8】感受して作り上げた主観を乗り越える(第八偈)
【9】すべては流れて変化しているだけ(第九偈)
【10】行き過ぎることもなく、止まることもなく(第十偈から第十三偈)
【11】カチンとくる心、気になる心を殲滅する(第十四偈)
【12】「もう一度やり直したい」という心残りをなくす(第十五偈)
【13】世俗の義務感・責任感という「傷」をなくす(第十六偈)
【14】欲を捨て、概念や推測する気持ちも捨てる(第十七偈)


【編集者コメント】
『原訳「法句経(ダンマパダ)」一日一話』『原訳「法句経」一日一悟』に続く、パーリ語経典の原訳シリーズ企画です。いずれも上座仏教の入門書ですが、本書はより論理的な内容になっています。わずか17の偈文を解説するだけで、まさか一冊の本になってしまうとは......。「悟り」をテーマにブッダの言葉を一字一句ていねいに読み解いていく、スマナサーラ長老の説法は必見です。
佼成出版社 書籍紹介ページより)

【正誤表(初版1刷)】
初版1刷で、以下のような誤記・脱字がありました。お詫びとともに謹んで訂正いたします。

・45頁6行 「摺ったスッタ、」→「スッタ、」
・93頁12行 「通らなくて」 → 「通らなくて」
・168頁4行~5行 
「...動物たちは単純にわけもわからない音だと捏造する、知っているのです。」

「...動物たちは単純にわけもわからない音だと捏造する、知っているのです。」
・186頁3行 「作ます」 → 「作ます」
・203頁12行,204頁3行 「ワタナ」→「ワナタ(vanatha)」

~生きとし生けるものが幸せでありますように~

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